第32話 プレスリーのファンがスティーブ・アレンに抗議

プレスリーが、再びテレビ出演する事を要請するために、オクラホマ州タルサのディスク・ジョッキー、ドン・ウォーレスが、先頭に立って嘆願書を集め提出したのであった。
アレンは、そのことを誇らしげに、喜びながら発表したのであった。

この後すぐに、エルヴィスは、ジョダネアーズをバック・コーラスに従えて「アイ・ウォント・ユー、アイ・ニード・ユー、アイ・ラブ・ユー」を歌った。

次に、カーテンが開きバンドのメンバーが現れた。
舞台はカントリー&ウェスタン調にセットされ、アレンはカウボーイ・ハットをかぶって出てきた。

アレンは観客に向かってジョークとユーモアを交えながら話し続けた。
その後すぐに、エルヴィスは「ハウンド・ドッグ」を熱唱した。

ショーの後半に、アレンは、コメディー・タッチの寸劇を企画した。
「レインジ・ラウンドアップ」と言うタイトルで、「ガラガラヘビのグリフィス」役をアンディ・グリフィス、そして「大草原の小さな花、サボテン・コカ」役でアイモジーン・コカと共演させた。 

エルヴィスは「タンブルウィード・プレスリー」(*タンブルウィードは、ヒユの類で枯れると根から折れて吹き散らされる砂漠の雑草)役を演じた。
この寸劇は、貧しい南部人とカントリー・アンド・ウエスタン音楽をからかおうとした一連のとりとめのない、支離滅裂なジョークで構成されていた。

「あのような形でショーに出演したことを残念に思う」そして「自分の本来のイメージが損なわれなかったことを願っている」と後でエルヴィスは語った。